美ビルド・ネットの熊本はてな?

「美ビルド・ネットの熊本はてな?」は我が郷土熊本県を中心にお役に立つ情報をあなたにお伝えします。

「詐欺FAX」いまだにFAXをメインに使ってる金融詐欺?

人の弱みに付け込んで金をだまし取るのが詐欺ですが、
資金繰りに悩む中小企業にとって担保や財務の健全性などに弱みがあれば、
なかなか融資を受けられないのはいつの時代も同じですよね。

 

そんな時FAXで、

《中小企業・初秋低金利キャンペーン!》

《ご融資金額 100万円~1500万円》

《期間中の実質年率1.45%~6.73%》

 

そして、
FAXの最後には会社概要もしっかりと書いてあり、

《保証人不要 担保不要》

《初めての方も安心してご利用できます》

《保証金等の詐欺には十分にご注意下さい》

なんて融通の利きそうな文言があるならば、案外心を動かされる人は多いかも。

 

FAXで融資を申し込むと、貸金業者が電話をかけてきて、
必要書類は本人確認書類と登記簿、印鑑証明、住民票とちゃんとした書類をそろえないとダメだぞって、
しっかりしているふうに感じさせるんですね。

 

個人融資を相手にしている闇金サイトとは大きく違うのは、
しっかりと手間がかかるぞ、
即日融資なんて感じさせないしっかりとしてる雰囲気を出しているところなんですよ。

f:id:ky4490:20160922171026j:plain

被害者の一人は「事務手数料を振り込めば200万円融資します」
といわれるがまま、
指定された口座に振り込んだ金額は約26万円。

 

その後、
200万円が融資されることはなかった。
詐欺と気付いたときはその26万円は返ってこない。

後の祭りなんですよ。

 

ビジネスローンならば、
最低500万以上の融資、最高は2000万円と高額な話になるんです。

 

2000万円の融資の話の場合、
「融資するための手数料と保証金を融資金額の10%分である200万円の入金が確認でき次第融資します」
という連絡がはいるんですね。

 

ここまで来て貸してくれなかったら首くくらないとダメだ!
という経営者の状況を完全に把握してのこの一言は効くんですよね。

 

500万でも10%は50万、2000万円の融資の話だと200万円という大金になるんですけど、
すぐ直後に融資してもらえると思いこんでいる人が振り込んでしまうんです。

 

さらに1度振り込んだら、
また「確認がとれません、もう一度保証金振り込んでください!」と永遠に続けるんですね。
取れる時に何度でも同じことを繰り返して来るんです。

 

おかしいな?と思った時にはもう連絡が取れないし、
お金ももちろん融資なんてしてもらえない、
取られただけという状況に陥るんですね。

 

これが保証金詐欺の全容なんですよ。(またの名を「貸します詐欺」)

 

この「詐欺FAX」グループが詐欺に活用していたのが、
FAX代行業者なんですね。

 

FAX代行業者は、
不特定多数とのファクスの送信を代行する業者で、送信だけでなく、
さまざまな名簿を備えており、顧客の要望に応じ、
地域や業種を絞ってキャンペーンチラシなどを送るサービスを展開しているんです。

 

「詐欺FAX」グループはこうした複数のFAX代行業者と契約し、
多いときには数十万円を支払い、月に10万件のファクスを送信していたんですね。

 

「紙を受け取って、申し込んできた客にだけ電話をかければいいから、効率はいい」
と捜査関係者は分析しているんですが、

   

もしあなたがこのようなFAXを受け取って、
「電話してみようかな」なんて思う前に、

 

まず一番に会社概要に書いてある貸金業登録番号をチェックすればほとんど解決するんです。

金融庁の登録貸金業者情報検索入力ページに↓
http://clearing.fsa.go.jp/kashikin/index.php

 

登録番号の最後の5桁の番号「第○○○○○号」の番号だけを入力して検索結果が出てこなかったり、
違う会社が出てきたりしたら闇金と判断して間違いないですし、
電話番号でも検索できるし良い判断基準になるんです。

 

タチのわるい闇金だと、
屋号から住所、貸金業登録番号まで正規業者のすべての情報を偽造して成り済ましている場合があるんですが、

こんな業者でも電話番号だけは本物の消費者金融のモノではない番号を使っていますから、
検索後に会社名が出てきてもしっかり電話番号まで確認した方が確実ですよ。

 

最近の手口の特徴は、
 
(1)勧誘手段が多様化しています。

ダイレクトメールに加え、ホームページ上の偽広告や携帯メールによる勧誘も目立つ

 

(2)手口が巧妙化しています。

実在する商標やロゴマーク等を精巧に複写し、本物との見分けが困難

 

(3)融資する前に必ずお金を要求してきます。
  
保証料や保険料、登録料、身分確認、データ修正代金等の名目による要求

 

(4)一度払い込むと同じ業者から次々に名目を変えて請求があります。

 

(5)現金の搾取方法が多様化しています。

従来の銀行振り込みに加え、電信為替居宅払いや小包などで現金を搾取

 

(6)被害者の約9割が都外在住者です。
  

都内金融機関等の名を騙り都外に発送

 

こういう特徴を把握して自分の身は自分で守ってくださいね。

というのは、

「詐欺FAX」のような金融詐欺の場合は、
騙し取られた直後に警察に駆け込んでもダメなんですよ。
 
20日間経過しないと警察は被害届を受理出来ないんです。

 

金融詐欺の場合は20日間内に金銭を返還すれば詐欺とはならないからですね。

 

あと「返すつもりだったが資金繰りが悪化して即時返還出来ないが必ず返す」
と言えば普通にまかり通るんです。
こう言われると基本的には民事事件ですから警察は介入出来ないんですよ。
 

また警察は手間ヒマのかかる少額詐欺事件に捜査員を消費するほどヒマでは無い?みたいですよ。
それが傷害や殺人事件につながっているなら別ですが・・・。

 

多人数の詐欺グループが一網打尽に捕らえる事が出来るケースなら警察は動きます。
 (犯人やアジトが特定出来た場合)

 

多くの場合、
詐欺師は被害者が振り込んだ直後に全国津々浦々の不特定な場所の金融機関で引き落とし、
普通は、そのままドロンなんです。

 

ATMには、
防犯カメラもありますので警察が調べようと思えば引き出してる人物が画像で確認出来るでしょうが、
ここまでなんです。

 

警察は防犯カメラの画像など調べはしませんよ。
なぜなら無駄だからです。
多くの場合、画像に映っているのは善意の第三者なんです。

 

こんな詐欺師の金銭引き出し手口があるんですよ。

急病や急用を装い、人の良さそうな人間に近づく→クレジットカードを渡し暗証番号も教える

→何も知らない人間は親切のつもりで金銭を引き出す→お金を受け取ってドロン

(防犯カメラには善意の第三者しか映らない)

 

あるいは、
アルバイトと称して街でブラブラしてるニートに金銭を引き出させる場合もあります。

 

それから、
定形小包郵便「エクスパック」を使って現金を送らせるケースもあるんです。
 
金融機関の窓口での注意喚起や口座凍結などの対策が進む中で、
手軽にポストに投函できる利便性が悪用されているみたいですよ。

 

いずれにしろ、

こういう「詐欺FAX」のような金融詐欺は普通の時は騙されないんです。

 

まさに崖っぷちの人が騙されやすいんです。
騙し取られた金額が少額であっても致命的になりやすいです。

ヨワリメにタタリメなんですよ。

 

最後にひとつだけ言っておけば「融資の前に金銭を要求する金融機関は無い!」 ですよ。
 

 

小林麻央がん転移 病状が重い人ほど前向きな発言をする?

本当に、すごい覚悟で綴っているんですね。
医学的、統計学的に言ったら非常に厳しい状況なんだと思いますよ。

 

でも、
奇跡という言葉があるからには奇跡が起こることを信じたいですよね。
余命宣告受けて、復活した有名人もいますし。

 

祈るしかできませんが、
本当にどうかどうか打ち勝つことができますように。

 

もう、あなたもご存じのように、
小林麻央(34)が乳がんで闘病中ですね。

f:id:ky4490:20160920202737j:plain

アメーバーブログを闘病中にかかわらず更新しているようですが、(http://ameblo.jp/maokobayashi0721/
9月20日「告知日」のタイトルでの中で(引用させてもらいますが)

 

「診察室に入った時の先生の表情で、
『陽性だったんだな、癌なんだな』と分かった。

心の準備は意外とできており、冷静に先生のお話を伺った。

この時点では、
まだ脇のリンパ節転移のみだった。(その後、現在肺や骨などに転移あり)」

と他にがんが転移しているのを公表したんですね。

 

この記事がニュースに出ると、なんと5127件のコメントがあるんです。
一部を引用すると、

 

・正直、置かれている状況は厳しいと思うが
 こういう時こそ、奇跡という言葉を使いたい。
 奇跡を起これ。

 

・彼女のブログはずっと見てますが、今朝のは衝撃でした。肺と骨に転移あり…
 麻央さん、頑張って欲しい!心から願ってます。

 

・末期から復活を遂げた人は何人も何人もいます。
 生物の体は神秘だから。
 麻央さんが、その一人になることを心から願っています。

 

・肺や骨、って簡単に書くけど、
 一般的にはそこに転移したらかなり末期で重い状態になると思う。
 麻央さんはかなりかなりの覚悟を持っているのかもしれないな・・。
 

・自分自身が現在乳癌で闘病中なので、
 自分の治療中の状態と比較しても明らかに麻央さんは良くない状態だとは思っていたけれど…。
 転移の可能性も考えては居たけれど、今日のブログは本当にショックだった。

 同じ30代での告知だけれど、
 小さい子供がいる分私よりも苦しみが何倍も深いと思うと胸が痛くなる。
 皆さんが言うように少しでも奇跡が起きてくれますようにと祈るしかないです。

 

・私の母も乳ガンに30代でなり…転移を繰り返しながら50代後半まで頑張って生きてくれました…。
 余命宣告を受けても旅行に行けるぐらい元気にすごしてましたよ!
 だから麻央さんもきっときっと大丈夫です!頑張って欲しいです…

 

・骨転移だけなら上手にコントロールしながら10年以上生存もザラだけども、
 肺まで転移していたとは…。
 少しでも体が楽におだやかに良い時間を過ごせるように祈るばかり。

 先日のブログで、元気なときもそんなに空とか見てませんでした(笑)
 みたいなこと書いてたけど、麻央さんって根はおもしろい人なんだな。
 その明るさに海老蔵さんも麻耶さんも救われる時があるのだろう。

 

・この記事を読んだ後上西議員の記事を見た。
 上西のニュースなんてホント価値がない。
 麻央さん、日本中が応援してますよ。

 

小林麻央のファンでも何でもないけど、
 TVで何気なく見てたのは記憶に新しいし、写真のように元気なイメージもある。
 まだ若いのにと本当に胸が詰まる。。。

 

・つらい…つらいなぁ…
 やりたいこと、できることをできる限りやってほしい
 奇跡なんてそんな簡単に起こるもんじゃないけど…それでも願うね

 

・頑張ってる人に頑張れなんて言っちゃだめっいうけど
 麻央さん!頑張らないと!
 なにがなんでも頑張らないと!
 私、全然関係ない他人だけど、頑張ってもらわないと嫌だ!

 

まだまだたくさんの応援のコメントがあるんですが、
ここまで腹が据わるまでにどんなに苦しい日々を過ごしてきたかと思うと苦しくなりますね。

 

今の小林麻央の前向きに頑張る気持ちが進行を抑える事にも繋がります。
でも、
こういう状態になるのはちょっと気の毒すぎる年齢ですね。

 

というのは、
私の妻も小林麻央と一緒の「乳がん」で、
リンパ節転移など色々な所に転移して亡くなりました。

 

まだ50歳でしたが、50歳でも若過ぎる死です。

 

末期がんの告示を受けて丁度1年でした。

 

最初は病院の6人部屋でワイワイガヤガヤでにぎやかな病室でしたが、
櫛の刃が抜けるように1人また1人と個室に移って行かれます。

 

そして誰も帰ってきません。

 

最後の1人になった時、
妻と「個室には行きたくないね」なんて話してところ、

 

数日後、「個室に移ってください」と病院から言われ、
それから3日後ぐらいだったと思いますが亡くなりました。

 

詳しくはこちらのブログにも書いています。

「がん離婚」病んでいる時こそ愛情が試される?
http://buildnet.hatenablog.com/entry/2015/10/26/194614

   

よくテレビや芸能人のニュースなどで「末期がん」という言葉をよく耳にしますが、
言葉は知っていても末期がんについて詳しく知っている人は少ないですよね。

 

なんでも「末期がん」とは“治る可能性が低いがん”を指しているそうで、
末期がんから特別な治療にシフトするそうです。

 

末期がん以外のがんは「治療を目指す医療」を心がけて、
末期がんになると「援助の医療」にシフトにして、
患者が穏やかな生活を送るよう援助する形で治療するようになるみたいです。

 

治療から見た末期がんの定義は、
「手術・放射線治療・化学療法いずれも不可能なもの」になり、

ほかには、
「手術不可能なもの」「手術・放射線治療のいずれも不可能なもの」となっているんです。

 

しかし、症状や予後の見方では、
「予後の生存期間が1か月以内」「予後6か月~3か月以内」「全身状態の極度に悪化したもの」になり、

ホスピスやターミナル・ケアなどでは、
「予後2~3か月以内」の人を末期がんと表すケースもあるそうです。

 

一般的に、
末期がんの治療法は“患者さんの状態”が第1優先になり、
がん治療と言えば、放射線治療や腫瘍摘出手術、抗がん物質の投与になるんですが、

末期がんの場合は治る確率が低いとみなされているため、
ほとんどの医師が患者さんの意思を優先する傾向があるんですね。

 

主な治療法としては、
抗がん剤や薬の組み合わせを考えた“代替医療”です。

代替医療は、
通常医療の代わりになる医療のことを指していて、さまざまな種類はあるみたいですよ。

 

たとえば、
Sさんは54歳の時に肝臓ガンが発見されると同時に余命3カ月の宣告を受けたが、
現在ガンは消滅、すこぶる元気に暮らしているそうです。

「私は兄をガンで亡くしているんですが、その苦しむ様子を見て抗ガン剤の選択はしなかった」
というSさんが選んだのは、
乳酸菌が含まれたサプリなどを使った代替療法だったみたいで、

 

「私も末期ガン宣告を受けた当初から『自分の命は自分で守る』と決めていたので、
代替医療でやる、という自分の決断に迷いはなかった。
基本はガンという病気を知り、理解することだと思います。

どんな治療法があるかを知り、『治療とは別に自分ができることは何か?』
と前向きに向き合うことが大切で、必要だと考えた。
とにかく、末期ガンでも治ることを信じて頑張ってきたんです」と。

 

また末期がんの一般的な治療法は、ほかにもたくさんあるみたいで、

患者が快適に生活できるよう、
免疫細胞の向上や元気な細胞を生み出す体内環境づくりも治療法の1つですね。

 

また、末期がんになると“痛み”も出てきます。
痛みから解放するため、炎症をしずめる治療法もあるんです。

 

特に、大切な治療法が“心のケア”になるんですね。

 

末期がんと聞けば気分が落ちこみ、絶望的な考え方しかできなくなりますよね。
けれども、心が落ちこんでしまえば体力や体内環境づくりがスムーズにいきません。
さらに、体の状態も悪化してしまう恐れがあるんです。

 

がんをやっつける細胞を生み出すには“明るい心”を保つことが大切なんです。

小林麻央もこの“明るい心”を保っているんでしょうね。

 

そういえば女優の樹木希林は、
2013年に「全身ガン」であることを告白するも翌年みずから「治療終了」を宣言しましたね。
「ずっと“死ぬ死ぬサギ”やってる」と余裕のギャグまで飛ばしていましたが・・・。

 

こんな樹木希林のように末期のガン患者でもその後「自然に」治癒、
元気で生活している人は少なくないようですよ。

 

ガンと闘う重要な免疫が心

『病は気から』『気は心』と言われるように“心の免疫”はとても重要みたいですから、

 

小林麻央も自分で言っているように、

 

「私の中のポジティブ担当の細胞たちが、必死に抵抗していた。

まだ、絶望するな!

今こそ、不安をかき消せ!」と・・・。

 

 

「発達障害」理解が進んでも世間はなにも変わっていない?

案外面白かった北川景子のドラマ「家売るオンナ」が終わりましたね。

 

主人公は、かなりの変わり者。
愛想がなく、ほとんど表情も変わらず、空気を読まず、ビシビシと後輩を鍛えるんです。
そして、家を売るためには、何でもします。(GO!という掛け声で)

 

自分が変わり者として周囲から距離を置かれる理由が、わからないのです。
昔なら「変わり者」ですが、
今なら「発達障害」という診断がつくかもしれませんね。

 

また最近話題になった俳優の高畑裕太(22才)が強姦致傷罪で逮捕された事件です。
聞こえてくるのは、
“子供を甘やかしすぎた”という母・高畑淳子(61才)の子育てを問題視する声なんですね。

“強すぎる母性愛”
発達障害と言われたことも、高畑淳子の脳裏から消えたことはなかったそうですよ。

 

こんな風に最近「発達障害」という言葉はメディアでもよく取り上げられるようになり、
一般に知られるようになったんですが、

 

一口に「発達障害」といっても、
全てに共通する脳の障害があるわけではなく、障害の種類は多く存在し、その状態は様々なんですね。

f:id:ky4490:20160919155005j:plain

その「発達障害」には大きく分けて3つの種類があり、

 

自閉症アスペルガー症候群といった、コミュニケーション能力や対人関係、
 社会性に関連する発達障害である「広汎性発達障害」。

 

②集中できない、じっとしていられない、衝動的な行動をしてしまうといった、
 注意力が低い発達障害である「注意欠陥多動性障害ADHD)」。

 

③一般的な知的発達に遅れはないのに、聞く、話す、読む、書く、計算する、
 といった特定の能力を学んだり、行ったりすることが困難な状態である「学習障害(LD)」。

 

最近では、
こんな「周囲との少しの違い=発達障害ではないか」という不安を抱く母親も増えているそうです。

以前はできない部分ではなく、できる部分を評価するようにしているのが多かったのですが、

 

今は
“普通でなければおかしい”という社会の圧力が強すぎて、

子育てママたちからそうした余裕を奪って、
少しでも落ち着きがないと、「あの子変じゃない?」という空気になってしまうんですね。

 

当の本人とお母さんはそこまで気にしていなかったのに、
周りの空気を感じて深刻になり、子供を縛り付けてしまい、

そうした思いが、
“過保護”や“行きすぎた愛情”につながってしまうこともあるみたいですよ。

 

わが子を心配するあまりの行為ですが、
それが子供の判断能力を奪ったり、
成長を止めてしまうなどの悪影響を及ぼしてしまうことにもなりかねないんです。

 

発達障害についての正しい知識を得るよりも前に言葉がひとり歩きしてしまって、
素人の勝手な思い込みで、
「あの子は発達障害かも」と安易に口に出してしまう社会に・・・。

 

それを受けて「うちの子はもしかしたら・・・」と、
過剰に反応してしまう母親になんてならないでくださいね。

   

また最近では、
発達障害の②に挙げた「ADHD」が大人に診断される人が増えているそうで、

ADHDの主な症状は、
「不注意」「多動性」「衝動性」の3つ。

 

「不注意」は集中力が持続しない。

「多動性」は落ち着きがない。

「衝動性」は待つことができない。

 

その結果、物事をうまく進めることができず、失敗続きになり、
周囲からは「だらしない」「いいかげんだ」と非難され、
自信をなくし、生きづらさを感じてしまうのが特徴なんですね。

 

これまでは本人の努力不足だと考えられてきたことが、
ADHDが原因の場合もあると認知されるようになってきたみたいですよ。

 

ADHDと認定された患者数は、
平成23年には大人と子どもを合わせて1万7,000人だったのに対して、
26年には4万8,000人に増加しています。

理由としてはADHDの特徴が世間に認知されていったことで、
診察に訪れる人が増えたことが大きいと厚労省障害福祉課は言っているんですね。

 

忘れ物や遅刻が多く、掃除や片付けが苦手、落ち着きがなく、
相手の話を最後まで聞けないなどと悩んでいる人は、
ADHDが原因かもしれないですよ。

 

そこで、「大人のADHDチェックリスト」を紹介。ぜひ、確認を!

 

・つまらない、興味がないことをする際に、気が散りやすい(興味があることには過度に集中することがある)

・つまらない、興味がないことをする際に、ケアレスミスが多い
 
・物を置き忘れたり、物をどこに置いたかわからなくなって捜すのに苦労する
 
・身の回りを整理できない
 
・じっくりと考える必要がある課題を避けたり、先延ばししてしまう
 
・計画的な行動ができない
 
・長時間座っている必要があるときに、そわそわして落ち着かない
 
・いつも頭の中が考えであふれていて、落ち着かない
 
・まるで何かに駆り立てられるかのように過度に活動的になって、何かせずにはいられない
 
・頭に浮かんだことを、タイミングや状況を考えずに口にしてしまう
 
・相手が話し終わる前に、さえぎって話してしまう
 
・衝動買い、ドタキャン、転職など衝動的に行動してしまう。気分の浮き沈みが激しい
 
・気が短く、ストレスやフラストレーションに耐えられない

 

【診断結果】

8以上・ADHDが疑われます。発達障害を診ることのできる病院の受診を勧めます。

4~7・ADHD傾向があります。仕事、生活、対人関係の問題が続くようなら、病院やカウンセリングを利用しましょう。

3以下・ADHDの可能性は低いです。

 

そんな発達障害知的障害のある方向けに作られた保険もあるんですね。

少額短期保険といって、
保障内容が手ごろで保険期間が1年間の保険で、精神疾患の病歴があっても入れるものもあるんです。

 

発達障害知的障害のある方向けに作られた保険もあり、
自分の保障だけではなく、
他人のものを壊したりケガをさせたりした場合の保障が付いているものもあるんですね。

個人賠償責任保険と言いますが、
ADHDなど、衝動性や多動性をコントロールしにくい病気の場合は付けておきたい保険ですね。

 

ある人は精神科通って糖尿病になった後がん保険に入って
腎臓がんになり手術して契約通りに保険おりたそうで、

あなたの周りに発達障害かもと思われる人がいるならば、
保険屋さんに言えばなんか探してくるかもですよ。

 

最後に、
『ぼくが発達障害だからできたこと』の著者である作家・市川拓司さんを紹介すると、

 

自分のパーソナリティが“障害”といわれるレベルに傾いていることを知ったのは、
いまから10年ほど前のことだそうで、
そのときの感想は「なあんだ」だったそうですよ。

 

ずっと「困った子ども」で「間違っている生徒」で、
作家になる以前に勤めていた会社でも問題行動ばかり起こし、
同僚から「勘弁してよ」といわれるのが常だったんですね。

その根っこに障害があるとわかったとき、
市川さんは「いっそすがすがしい」と感じたそうですよ。

 

市川さんが自身を冷静に観察し、奇妙な行動の理由を探り、
小説を書くようにその意味を想像(もしくは創造)して書き下ろした1冊は、
“障害カミングアウト本”特有の重さがなく、全篇通して穏やかで、あたたかいんですね。

 

「当時はまだ発達障害が知られていなかったし、
自分にも親にも障害という意識がなかったから一般学級に通っていましたが、
いまだったら特殊学級に振り分けられていたでしょうね。

そしたら、運命が変わっていたかもしれません。
知らなかったからこそ、しれっと、するっと大人になれた。

 

当時は大らかな時代で、僕みたいな子どもに『バカ』というあだ名をつけても許される雰囲気がありました。
差別はもちろんあってはならないことですが、
差別に対して過剰反応するのも何か違う気がします。

差別が排斥になり、社会そのものがやせ細っていく。
いまのように腫れ物に触るような感じで扱われるほうが傷つく子どももいるでしょう」と。

 

続けて、
 「僕らの親の世代ぐらいまでは職人的な仕事が多く、
特殊な技能や図抜けた集中力を活かせる職業が少なからず用意されていました。

でも現代は、多くの人がサラリーマンになります。
僕もサラリーマンとして事務の仕事をしていた経験があるので、そのつらさはよくわかります。

発達障害の人たちが『自分はここに向いていない』と思っても、
選択肢がものすごく限られていますよね。

 

ただ、
現代だからこその、発達障害を活かせる職業というのもあって、それはIT系です。

対人関係があまり必要ないし、集中力を発揮できるし、好奇心が満たされるから、
IT系の仕事はある種の発達障害の子たちに向いていると思います。

 

ある場所ではただの変人だけど、
適した場所にいけばスーパーマンになれる。

 

でも均質化を重んじるいまの日本社会では、
それがなかなかむずかしい。
社会以前に、親がそれを許さないケースも多いでしょう」と。

 

いずれにしろ、

発達障害」は理解が進んでも世間はなにも変わっていないのが現状かもしれませんが、

今すぐできなくていい」という長い目で見る感覚が、

発達障害の子どもにも、その親にも大事かもしれませんね。